城好きの仲間

2019年秋頃、この話がスタートしました。
私は昔から歴史好きで、家族と旅行しては必ずお城やお寺には行っていました。
大学生になると一人暮らしを始め、青春18きっぷが出る頃には、早朝から行く城をスケジュールして、一日中歩き回り、夜に帰ってくるということをよくしていたものです。

しかし、会社で仕事をはじめてからは、なかなかそう時間はありませんでした。
そして独立後、明石に移住してきてから、最初に出会ったのが「戦国倶楽部」。
移住したばっかりで、まだ時間的にも余裕があったので、山城巡りに参加しました。その時は、忘れもしない、新快速で長浜駅で集合で、賤ケ岳の戦いで柴田勝家が居城した玄蕃尾城がメインでした。しかし、集合時間を過ぎても誰もいない・・・。キョロキョロしていると、同じようにキョロっている人がいて、勇気を出して声をかけ、一緒に待ちました。
結果、主催してくれた方々がレンタカーの準備などで手間取り、遅れていました。

その主催者が城郭研究家の三宅勝氏。山城関係で有名な書籍に記事を書かれている方です。
その後も何度も城めぐりに参加しましたが、いつもきっちり資料を準備していただき、丁寧に説明していただいています。

山城のプラモデルって、無い。

2019年秋頃、起業後、貧乏暇なしでいつも頭が撮っ散らかっている中、城巡りはなかなか行けていませんでした。
そんな時、ふと思ったのが、「模型店に姫路城、岐阜城、安土城、熊本城などの近世城郭のプラモデルはよく見るけど、山城のプラモデルって無いよなぁ。」「もし、山城のプラモデルみたいなものがあったら、造ってみたいな。」

新事業「戦国の山城製作所」の立ち上げ

そして、三宅氏にその具現化・事業化を相談し、新事業としてスタートしました。
もちろん、簡単なものではなく、試作品の製作から取り掛かったわけですが、縄張り図をいかに3Dデータに落とし込むか、山城の命ともいうべき堀切、切岸、曲輪などの細かな高さや角度、規模などをいかに実現するか。さらには、データを創れてもそれを実際にプリンターで出力すると思ったようにはできなかったり、長い長い試行錯誤の旅を続けてきました。

この5月に、ようやく世に出せるレベルの山城第1号として「八上城」が完成し、丹波篠山市様へ寄贈させていただくと同時に、一般販売も開始しました。今後は完成品だけでなく、当初目的のキット販売(お客様が自ら築城する)を目指して邁進しています。
そして、第2弾の制作も開始しており、今度は関東の山中城、丸子城、あの竹田城も同時製作していますのでご期待ください!

制作のご依頼も承ります

「我が町の城を創ってほしい」「あまり知られていないあの城をPRしたい」など、お役に立てることがあれば、お伺いしたいと思いますので、お気軽にお問い合わせください。

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