播磨灘はどこもかしこも海の幸が豊富。
特に、牡蠣はこの時期から翌年2月くらいまで楽しめる、マニアにはたまらない”おいしい”幸。
播磨灘にはいくつか牡蠣を堪能できるところがあり、龍野室津と匹敵するのが、赤穂坂越。
赤穂の東側の風情ある港町です。

私も初めて行って知ったのですが、この町は実は歴史が深い。
飛鳥時代、聖徳太子の側近として活躍した秦河勝が説によれば流罪になって来た地であり、ここで没したといいます。目の前に見える生島には墓所があります。
さらに、鎌倉末期から南北朝時代に活躍した備前の武将、児島高徳の墓があります。
児島高徳は実在否定説などもありますが、一般的には南朝に従った武将で播磨の赤松円心らと一緒に戦った人物です。子孫には備前の宇喜多氏が出たともいわれます。

そんな坂越には、江戸期の風情ある街並みがかなり残っています。
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昔風情のころ通りの端に旧坂越浦集会所跡がありました。
当時、赤穂の藩主らが一時的に立ち寄ったりした場所で、藩主が昼寝した部屋が残っています。
身の危険から逃れるために、入口が1段低くなっており、入口も狭くして帯刀したまま入りづらい造りになっています。高枕で寝てみましたが、意外と気持ちいいですね。
他にも当時の帳簿や陣笠、金庫などさまざな貴重な品が展示してあります。
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通りを駅方面にあるくと、坂越まちなみ館があり、そこはかつての地方銀行だったとのことで、金庫を開けて見せてくれました。
ほかにも、スイーツのお店や酒蔵、散髪屋に電気屋など、昔ながらの風情と近代の懐かしい風景とか混じり、同時に新しいモダンな建物も間間に建っており、落ち着きと新しさのある町ですね。
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さてさて、前振りが長くなりましたが、ここからが本題。
今回の目的は坂越の町から車で5分ほど東へ行ったところにある「海の駅 しおさい市場」で牡蠣を食べること。店先には新鮮な魚介が並びます。
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Open前には少し列ができていましたが、すぐに入れました。
席は焼き物ができる席と机だけの席があり、焼き牡蠣が食べたかったので、当然焼き物席へ。
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焼き牡蠣10個セットを注文し、焼きます。
初めてでしたが、焼き方ガイドがあるので、簡単にできますね。
網に置くときは貝の先を人がいない方向に向けておきましょう。そうしないといきなり「プシュ~~~~!!」って汁を吐き、灰を舞い上げるのでえらいことになります。
そうでなくても、灰がどんどん舞い上がって、服に灰が降ってきますので、ご覚悟を。
ちょっとまだ時期が早いので小ぶりでしたが、やっぱ、うめ~~わぁぁぁっ!
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他にも牡蠣御膳やでかいサザエ、エビや牡蠣雑炊など、堪能いたしましたとさ。
ひとり3000円くらいだったかな。

ぜひ、行ってみて!

 

 

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