外から来た人にとって、その町の景観は、そこに住む人々がどのような人なのかのイメージに直結します。
例えば、街にごみがほとんど落ちていなかったら、そこに住む人々がゴミを捨てるような下品なことはしないか、もしくは毎日掃除をするすばらしい心を持った人がいると想像しませんか?
その逆も然りです。
たとえば、あなたが初めて降り立った町の駅の正面。多くの人がバスを待つロータリーにあるベンチがこんな状況だったら、どう思いますか?
ベンチのまわりに捨てられているタバコの吸い殻の山。手前も奥もです。
しかも、目の前にポイ捨て禁止マークがあります。見えないわけはありません。
街を汚すたばこ
この状況を見れば、誰でも、「あ、ここに住む人はルールなんか無視で、バスを待つ人が煙たかろうが無視で、その辺に捨てて街の景観を汚してもなんとも思わない。
ましてや、自分勝手に捨てた吸い殻を駅員がいつも掃除することになったり、雨で側溝に流れると、そのまま川や海に流れ出て動植物や環境を汚染(調査データはこちら)しようが、そんなことは知ったことではない。
そういう人が幾分かでもいる町なんだ、と思うことでしょう。
そんなところには行きたくもないし、住むなんてもってのほか。
あたらしく造る町は、規範意識が高いひとびと(たいそうな言い方ですが、普通の人ですね)が住まい、街の景観は自然と美しいところにしたいと思います。

 

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