なんで「神話」なのか?

私は日本人です。
子供や外国人のお友達から「日本ってどうやってできたの?」って聞かれたらどう答えますか?
明確に答えられない人が圧倒的に多いのではないでしょうか。

学生時代、外国で一時期住んでいた時も、いろいろ聞かれました。
日本の成り立ち、歴史上の人物について、忍者はまだいるのか?とか。(恥ずかしながら、全部は答えられませんでした・・・)
外国の方は日本にいろいろなイメージを持っており、興味を持ってくれています。
外国人観光客や労働者がこれからどんどん増えるであろうことを考えると、こういった質問に「日本人」としてできるだけ答えてあげることが「おもてなし」の一つでもあり、また外国と違うことを再認識し「日本人であること」を再確認できると思います。

日本の成り立ちに関する答えが「神話」=「古事記」に書いてあるんです。

「神話」は作り話ではない!?

「神話」というとなんかよく分からない、読めない、覚えられない神様がいっぱい出てきて、いろんなものを産み出したり、でっかい岩をぶん投げたりとか、超人的なことをする作り話でしょ?私もそう思ってました。

でも、これらが書かれている「古事記」は日本が生まれる神代の時代から推古天皇までの歴史を描いたかなりの量があり、そこまで壮大なストーリーは「妄想」とか権力の都合に合わせた「作り話」だけで創り上げるのは困難だと思います。

ということは、そこには「元になる出来事」があって、それを「神話」という設定で分かり易く書いているということが想像できます。
その出来事とは何か?それは諸説あるようで、それがまたオモシロイ。
今と同様、国際色が豊かな日本の成り立ちをいろいろ想像できてオモシロイのです!!
ちなみに、日本の「神話」とストーリーが似通ったものが外国にもあることを考えると、何か同じ出来事が世界中で語り継がれているようにも思えます。

なので、「神話」を聞くときは「これはどんな出来事が太古の昔にあったのだろうか?」と想像しながら聞くとより現実的な「歴史」として楽しめます。


「神話」に興味が沸いてきましたでしょうか?
図書館で本を借りてみるのもいいし、Youtubeでオリラジの中田さんが面白く解説している動画もありますので、一度見てみてはいかがでしょうか。
意外とハマりますよ!!!

播磨国造社でも神話カタリスト武田氏を講師に全6回で神話のお話をしていただいております。ただ神話を物語るのではなく、その神話から「日本人がどんな特徴・性格・文化を創り上げているのか」が理解できるようなお話になっていますので、もしご興味あればご参加ください。

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