プロフィール:元気UP↑俱楽部 代表 水田伸一さん

今回ご紹介するのは、兵庫県加古川を拠点に「元気UP↑俱楽部」を運営されている水田伸一さん。「元気UP↑俱楽部」は「マンツーマン専門のプライベートジム」として営業を開始され、以来10年以上ボディーメイク・体力づくり・身体の不調の改善など、数多くのお客様の「求めるカラダづくり」をサポートされています。加古川市のメタボ指導講師を務めるなど、ダイエット指導の経験・実績も豊富です。

<資格>
・健康運動指導士
・日本体育協会公認フィットネストレーナー
・健康経営アドバイザー

<肩書等>
・NPO法人兵庫県元気UP協会理事長
・日本健康運動指導士会兵庫県支部副支部長
・健康ひょうご21県民運動推進員
・加古川市メタボ指導(特定保健指導)講師
・加古川市、加西市介護予防運動講師
・全米ヨガアライアンス認定校 OFFTHEMAT 解剖学講師
・健康関連商品開発アドバイザーなど。
人間国宝さん
北条鉄道非公認ヒーロー サルビアン(のサポーター)

事業内容

<パーソナルトレーナー(ジム&出張)>
・パーソナルトレーニング
 初回のカウンセリングを基に、お客様お一人お一人に合ったオリジナルメニューを作成させていただきます。
・パーソナルストレッチ
 トレーニングだけでなく、パーソナルストレッチによるボディーケアも実施しております。
・ペアトレーニング
 仲の良いお友達や、ご夫婦・親子など、お二人で受けていただくレッスンです。
・特別コース
 脳梗塞の後遺症やパーキンソン病などでお困りの方、介護が必要な方向け。受け入れ人数に限りがあります。まずはご相談ください。

<自治体からの依頼事業>
・福祉施設などでのトレーニング指導
・健康体操動画の作成 など

<健康・運動をサポートする商品開発アドバイス>
・個別企業の商品開発支援など

サービス内容詳細はホームページをご覧ください。:パーソナルトレーニングジム 元気UP↑俱楽部

どんな社会課題を解決するのか

水田さんの原体験はお父様が寝たきりになったことでした。
いままで元気だったお父様が病院のベッドで動けない状態になってしまったこと。そして、トレーニングという仕事をしているにもかかわらず、お父様に何もしてあげられなかったことに、自戒の念があり、非常に思い悩んだそうです。

そこで、水田さんはこれはご自身がこの分野について何かしないといけないという啓示を受けたんだと前向きに捉え、「介護予防」を専門にした事業に取り組まれるようになりました。

「2025年問題」

「2025年問題」とは、戦後の第一次ベビーブームの時に生まれた「団塊の世代」が後期高齢者(75歳)となり、医療・介護などの社会保障費が急増するという問題です。2025年には後期高齢者人口が国民の4人に1人が75歳以上になると言われています。

介護人口も急増しており、この流れを少しでも止めないといけないという想いで事業を展開されています。

社会課題を解決する事業:「筋トレ」で介護予防

解決策は「筋トレ」

この問題の解決策として水田さんが重要視するのが「筋トレ」。

特に足腰の筋力強化が、予防に効果的とのこと。
多くの方が、ある程度歳を取ると「健康」を気にし始めます。
中でも、高齢者になると「外を歩く」ことで運動をしようとされている方を多く見ますが、そもそも「歩くための筋力」が必要であることを知ってほしいです。

筋力が無いのに、一生懸命、足を引きずるように歩いても怪我の基になるだけ。
まずは部屋の中で日常生活の合間に立ったり、座ったりを繰り返すようなスクワットの動きをするだけでも徐々に筋力が付いてきます。

怪我の予防のためにも、まずは筋肉をつけること、鍛えることを優先してほしいということを伝えたいと思います。

トレーニングを受ける方法:ジムでのサービス&市の委託事業

ジムの方にお越しいただいて、マンツーマンで筋力強化のお手伝いができますし、加古川や加西などの市の委託事業もやらせていただいているので、各地の福祉施設などでのトレーニングにご参加いただけたらと思います。

5年後はどうなっている?

*この部分は、事情によりインタビュー動画が初めの方しか撮れておらず、申し訳ございません。

今後は、コロナの問題もあって、通常のトレーニングサービスも難しい状況にあるので、既存のトレーニングメニューを既存のお客様にオンラインでご提供することを始めました。
また、それだけでなく、現在は加古川市近隣の方々を対象にしていますが、オンラインという武器を使って、より広い地域、全国の方々に「筋トレ教」を広めていきたいと考えています。

まとめ

水田さんは、ご自身の原体験から事業を「介護予防」にフォーカスされました。
その価値は、介護が必要になる方を減らすという単純なものではなく、要介護の人が減るということは、ご本人が長く・元気に人生を楽しめるのは当然のことながら、家族の心配や精神的・肉体的負担を減らし、重くのしかかる介護費用負担を減らし、そして地域の医療に関する税負担を減らします。懸命な行政なら、その分を別の地域の課題解決に投入することもできるでしょう。
お一人の方の介護予防を実現することが、ご本人・ご家族・地域・国家とものすごく大きな利益を生み出すのです。

さらに、水田さんは事業に関係する社会課題の解決だけでなく、視野を市町村、都道府県、日本と広く持たれ、現状の社会の在り方や人々の価値観、ライフスタイルなどに疑問を持たれ、新しい価値観とライフスタイルを構築するべきだとお考えです。

1事業者として身を立てるだけでなく、地域、社会、国家を視野に入れて活動されている社会起業家です。

インタビュー動画

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です