はじめに

この記事は、日本において「お金」がどのような仕組みで使われているのか、基本的な部分を共有することで、「事実に基づいて」日本の経済や政治を理解し、必要な意見を言えるようにしよう!ということが目的です。自分自身も勉強しながら書いている記事ですし、専門家や先生では無いので、できるだけ要点だけをわかりやすくまとめていきたいと思います。(細かなところは、興味がある人がそれぞれ調べて勉強するような形が良いと思っています)

これまでの記事
【お金の仕組みを知ろう!】「お金ってなぁに?」その1:お金の誕生」
【お金の仕組みを知ろう!】「お金ってなぁに?」その2:ゴールドスミスと信用創造

この記事の目次

・(近代)銀行のはじまり
・(近代)銀行の仕組み
・今回のまとめ

(近代)銀行のはじまり

ゴールドスミス(金匠職人)による金庫をうまく使った「金匠手形」発行のビジネスを学びました。この仕組みは「信用創造」と言い、便利なので社会で主要な取引手段として定着していきました。

当時、イギリス政府はフランスとの戦争真っ最中でした。その戦費調達に困っていた政府は、この「信用創造」の仕組みに目を付け、そのまま利用しました。その際に、国債発行や管理をする組織として「銀グランド銀行」が設立され、それが近代銀行のはじまりとなりました。

(近代)銀行の仕組み

金匠職人の仕組みと現代の近代銀行の仕組みを比較してみましょう。

図にあるように、
➀利用者が「金匠職人」に自分のお金を預ける
➁誰かがお金を借りに来ると、「金匠職人」は自分が持つお金の量とは関係なしに、必要な分のお金を貸し出す(返せる見込みのある人だけ)
➂その人は元本と利子を合わせて「金匠職人」に返す(利子は儲け)

と、「金匠職人」のところを「銀行」と置き換えれば、いまの銀行の仕組みとほとんど一緒なのことがわかります。

もう少し、分かり易く・・・

例えば、この図の例。
1.ある人が銀行に1000万円の預金をします。(口座➀:1000万円)
2.別の人に事業用に900万円(預金の10%は保管)の融資をします。(口座➁:900万円)
3.この時、銀行の預金額は口座➀+口座➁=1900万円になっています。
4.これが複数の銀行で繰り返されれば、市中のお金の量が増えていることがわかります。これが銀行による信用創造機能です。

つまり・・・「誰かが借金をすると、世の中のお金が増える」ということ。

今回のまとめ

現在の銀行は、「信用創造」という仕組みを使ったビジネスであるということが分かりましたでしょうか?
ちなみに、金匠職人もそうだったように、銀行も「信用」があるから成り立っているビジネスです。もし、何かのきっかけで社会からの信用を失ったら、取り付け騒ぎが起こり、預金は引き出され、破綻ということになります。

銀行のこの仕組みは資本を主体として経済をしている国にとっては非常に便利です。景気がよければ、多くの人がお金を借りて家や車を買ったり、ビジネス拡大のために融資を増やしたりするので、どんどんお金が増えて、給料も上がって、また何かを買って・・・・と好循環が生まれますね。さて、いまの日本はどうでしょうか?

こんな便利な「お金」ですが、当然ながら国が全体を管理しています。
次回は、国家とお金の関係を勉強したいと思います。

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