「交通」は生活基盤の1つ。

言うまでもなく、「交通」というのは、人々が生活するにおいて、地域を作っていく上で、非常に重要な要素です。
大昔から西国街道で京と中国・九州・その先が結ばれていたように、いつの時代も人が生活する上で移動手段とルートがあることは非常に重要ですね。

播磨の交通事情

播磨で言えば、東西の交通は、JRと山陽電鉄が走り、比較的交通は便利です。通勤や通学で使っている人もかなり多いですね。

しかし、南北となると鉄道が及ばない地域がかなりあります。JRでは加古川線、姫新線、播但線、が北へ向かう路線。それ以外は、公共交通機関としては、バスが主な移動手段となります。

本数が少ない鉄道やバスでは、効率的な移動や目的地へスムーズに行けないので、結局は自家用車による移動が大半の手段となります。播磨に関わらず、地方の郊外は大かた同じ状況ではないでしょうか。

何が問題か?

高齢者が生活難民になる

前述のとおり、公共交通機関が便利に使えないので、自家用車移動がどうしても必要となります。そして、そういった地域には、高齢者の方がかなり多い。

最近、よくニュースで高齢者の事故を見聞きします。高速道路を逆走したり、アクセルとブレーキを間違えて店に突っ込んだり・・・・。事故を未然に防ぐために免許の早期返還なども進められているようですが、それは一方で、地方で生活する方にとっては生活の足を奪われることになります。家族のサポートがあればまだ良いですが、核家族化、東京集中が進んでいる日本ではそれも難しい。

ちなみに、若い人だって、ご主人が車で仕事に行ってしまえば、家にいる奥様や子供は足が無くなりますので、同じ悩みを持つことになります。

公共交通機関も民間事業者なので、乗降客の数が少ない場合は、採算性の問題で本数や路線が廃止されていく傾向にあり、問題はますます加速しています。

人口減少が止まらない

交通の便が悪いということは、生活に難が出るわけですから、そこに住む魅力は下がってしまいます。
地方はそれでなくても人口減少、過疎化、消滅の危機がある中、こういった地域は若い人や県外の移住者を呼び込むことができず、過疎化を止めるのは非常に困難になります。

解決策はあるのか?

解決策の方針として3つあるように思います。
1.「自分が動く」 2.「モノを動かす」 3.「距離を無くす」

1.「自分が動く」に対する解決策としては、現状取り組まれているのは自治体が運営(民間委託)しているコミュニティーバスや乗り合いタクシーなどが実施されているところがあります。狭い範囲内ですが、これは1つの解決策であるように思います。ただし、各自治体で、そのルートや運賃、公平性(万遍なく地域を回る)と速達性(目的地への到達時間)の均衡、ドライバーが退職したシルバー世代であるなど、課題を多く抱えながら運営されています。

2.「モノを動かす」方法としては、生活必需品の「買物」は、ネット通販+配達や生協、家族の支援などもすでに存在する解決策の1つかと思います。

3.「距離を無くす」方法は、特に「仕事」面で顕著です。コロナ騒動で一気に加速したリモートワークやネットを通じてできる仕事の充実化やネット上で完結できる職業や職種(クラウドワークス、ランサーズなど)が注目を集めています。

生活の最低限の基盤については、現状の解決策である程度カバーできているように感じますが、高齢者も若い人も、やっぱり外に出て、自分の目で見て買物を楽しみ、旅行をし、友達や家族と会って会話を楽しみたいのは当然のこと。
そして、移住者を呼び込むためにも「自分が動く」ためのより良い解決策が必要だなと感じます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です