第1回 家紋とワタシを開催いたしました。
2020年2月15日(土曜日) 神戸にて「家紋とワタシ」第1回目の講座を行いなした。
講師に日本家紋研究会理事の田中豊茂氏をお迎えし、全部で3回の講座を実施いたします。
この講座の目的は、国民一人一人にいたるまで自分の家の家紋を持つという日本独特の文化である「家紋」を大切に後世に繋いでいきたい。多く訪れる外国人の方々に家紋の何たるかを正確にお伝えしたいと思い開催しています。
家紋とは、どうやって生まれ、進化したのか?
第1回は、家紋とは何で、どうやって生まれてきたのか。どのようにワタシたち一般市民も使うようになって行くのかを歴史上の重要な出来事を通じてお話いただきました。
まず、家紋とは何なのか?というお話。
「家紋」は家を象徴するもので、家を構成するものが等しく同じものを利用し、それを代々、後世に伝えていくもの。
ということは、当然ながらまず「家」が成り立たないと家紋も成り立たないわけですが、その家の呼称である「名字」がどう生まれてきたのか。
「名字」といってもいまのように”Last name”というシンプルなものではなく、「氏」や「姓」と併存し、自分の家の場所や先祖、家格を現す複雑な構成になっていたようです。
そんな中、自らを表現する方法として公家が家紋を使い始め、平安時代以降、徐々に国家の形・権力構造が固まってゆく中で、それぞれの家やその家格を識別するため、家紋もどんどん変化していくというお話でした。
その後も武家社会の戦乱を通じて家紋はどんどん進化を続け、現在のワタシたちの家紋へと伝えられているのですね。
「家紋」は単なるマークではありません。自分の家、家格、職業的背景、歴史的背景、をも意味するといっても過言?ではないかもしれません。ですので、そこにはご先祖様が様々な想いを込めて、意味を込めて作られたデザインなんですね。
改めて、自分の家の家紋をお墓参りをして、確認し、家族とも会話してみようと思いました。
第2回は「源平藤橘と戦国武将」
次回は、源平藤橘という代表的な「氏」やみなさんお楽しみの戦国の武将にまつわるお話をしていただく予定です。
アナタの家紋はどの武将と一緒ですか?
第2回の開催はこちらのページで決まり次第掲載いたしますので、ぜひ、ご参加くださいませ。